部下の悩み事を真摯な姿勢で聞くべきだと思っている女性上司は沢山いらっしゃることでしょう。部下が快い気分で働けるようにしていくことが上司の役目だと思い、部下の成長を見守り育てることが大切だと感じているのです。そんな中、女性部下の立場に立って相手に接することで、胸の内を覗くことができた女性上司は少なくありません。女性部下のために力を尽くしたい切実な想いを抱いているのなら、相手の目線に立ち、悩みに寄り添うことがなにより大切です。

女性部下といえども、悩みは仕事に関連するものばかりではありません。年頃の女性であれば、恋の悩みを抱えていることもあります。そんな女性部下から相談を受けて、適切なアドバイスを求められるケースは少なくありません。女性上司の中には、恋愛経験が豊富にあり、自信を持って恋愛指南ができるという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、恋愛の形は人の数だけ存在しており、個々の悩みやトラブルが絡んでくると複雑な問題になってきます。そのため、「こうすべき」「ああすべき」と行動を指導するのはあまり適切ではありません。あくまで自身の経験を語る形で、「こうすると上手くいくかもしれない」と提案するような言葉で伝えるようにしましょう。

男性に比べて、女性はおしゃべりをするのが好きな傾向にあり、女性部下と関わる際は何気ない世間話をすることが多くなります。そんな中、恋の話というのはプライベートな深い部分の話であり、仕事上だけではない深いつながりを築くことができます。恋の悩み相談を持ちかけられた際には、スルーせず、じっくり聞いてあげた方が良いでしょう。ただ、女性部下が自分から恋の話をしないのなら、突っ込まないようにすべきです。実際、恋愛に興味がない女性や、恋の話をしたくない女性もいるため、むやみに恋愛事情を詮索するのはやめましょう。